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過去問を制すものは、英検を制す!
1級に限らず、どの級でも、
過去問を攻略することは、英検合格の鍵となります。
どんな方法の勉強をしたとしても、英検合格のためには過去問にたどりつきます。
私自身、英検3級,準2級,2級,準1級,1級と受験してきましたが、常に「過去問と向き合う」勉強法に変わりはありませんでした。
ここで紹介する勉強法は全ての級に共通して使える方法だと思いますので
1級以外の受験者も参考にしてみてください。
過去問に始まり、過去問におわる
といっていいほど、過去問をやりこむことが、英検攻略のキモ。
ただし、挫折しないためのポイントがあります。
今回は、過去問を解いていくときに注意したいポイント、勉強のコツを詳しく紹介したいと思います。
2.時間をはかる
3.回答ノートを作る
4.すぐに答えあわせ&間違え分析
5.何%得点できたかチェックする
6.弱点パートを1点集中で繰り返し解く
私が「過去問」といっているのは、英検過去6回全問題集(旺文社)のことです。
過去問は英検の公式ホームページより過去3回分の問題を無料でダウンロードすることが可能です。
市販されている英検1級 過去6回全問題集は回答解説もついている上、6回分を含み、2次面接の問題&回答例も記載されてます。
英検合格を本気で目指す方は該当の級の過去問題集を1冊は購入することをおすすめします。
1.過去問は細切れにやる
初めて英検を受ける人、初めての級の英検を受ける人がついやってしまい、挫折してしまうパターンがコレ↓
☓ 過去問を全て通しで解いてみる
これは、自分の実力より問題がかなり難しい場合、途中でうんざりして、
やる気をなくす危険があります。
「最初は過去問をやってみる」このこと自体は正しいのですが、やり方に少しコツがあります。
○ 過去問は細切れにしてやる!
細切れってどれくらいかというと、だいたい大問1つ=1回分という目安ですが、英検1級の場合は以下のような単位ですすめます。
問題内容 | 問題を解く時間の目安 | ||
1回目 | 大問1 | 語彙問題(25問) | 15~20分 |
2回目 | 大問2 | 穴埋め問題(6問) | 13~15分 |
3回目 | 大問3 | 長文読解1番目(3問) | 12~15分 |
4回目 | 大問3 | 長文読解2番目(3問) | 12~15分 |
5回目 | 大問3 | 長文読解3番目(4問) | 16~20分 |
(任意) | 大問4 | 英作文(1問) | 30分 |
6回目 | Part1 | 会話文(10問) | 10分 |
7回目 | Part2 | スピーチ文(10問) | 13分 |
8回目 | Part3 & Part4 | 場面別会話(5問)&インタビュー(2問) | 12分 |
概ね大問1つづづですが、長文読解の問3は長いので3回に分割。
リスニングのPart3&Part4は合わせてOKです。
英作文は最初はスルーしても大丈夫です。
まずは、英作文以外で何%得点できるかをチェックしましょう。
英作文は語彙力など基本英語力がアップしてからの対策でも遅くありません。
詳細は 「英検1級英作文対策と勉強法 ~最短2ヶ月で攻略~」を参照してください。
また、順番はどれからやってもかまいません。
今日はリスニングのPart1をやって、明日はリーディングの大問2をやる!というのもOK。
リスニングが得意だから、先にリスニングからやる!というのもOKです。
自分の気分や、スケジュールにあわせて決めます。
1回分は
問題を解く → 答え合わせ → 解説チェック → 正解率チェック
このようなサイクルを1セットとします。
英検1級の場合は、このサイクルを繰り返し て、全体を8回に分けて解いていきましょう。
こうして過去問を細切れで解くと、集中力が維持できます。
15分〜20分であれば短時間で集中して問題に取り組めます。
答え合わせをして、回答解説を読んで間違えた理由を調べるまで含めても全体で30分程度で終えることができます。
このちょうどよい分量の勉強のサイクルを生み出すことで、過去問を挫折せずにとき続けることができるのです。
2.時間を測る
目安にしたい時間は前述の表を参照に自分で設定します。
練習で細切れに過去問を解くときでも、時間は必ず意識して問題を解きます。
100均のキッチンタイマーを常に勉強のお供に。
問題を解くときは必ずタイマーをセットして始めます。
ただし長文読解などで時間を意識するあまり、正答率があがらない場合は時間をかけてでも納得する回答が見つかるまでじっくり読むことも大切。
読解練習においては正確に読み取る力を優先させます。
過去問を繰り返し解いていく中で、自分にとってのベストな時間を見極めましょう。
大問1の語彙問題は比較的短時間でできるが、長文にはもっと時間を使いたい
など、自分の時間配分を決めていきます。
時間配分に気を配ることは、英検の戦術のひとつです。
自分の回答目安時間を知ることで、試験当日に自分のペースで落ち着いて問題を解いていくことができるようになります。
3.過去問回答ノートを作る
過去問は繰り返し解くことになるので問題には書き込まないようにしましょう。
TOEICと異なり、英検の実際の試験では書き込みOKなのですが、合格するまでは過去問は何度でも使いますので問題に書き込みしないようにしています。
回答は過去問回答ノートを用意して別に書いていきます。
過去問回答ノートには以下の項目をメモしておくと、後から自分の成長をチェックできます。
- 実施日
- いつの過去問か
- 正解率
これは、私が記録した実際の英検1級過去問回答ノートです。
赤枠部分は2011年第1回の大問1の回答記録です。
問題を解く前に 、大問1は25問あるので、ノートに1~25までの数字を書いておきます。
実際の英検の試験はマークシートですが、練習では正解の選択肢の数字を書いていきます。
回答を記載していく際に、確実にこれだと分って回答を書く場合と、分らなくて迷って回答した場合があります。
後者の迷った場合は、分らなかったマークの「?」を問題番号の横につけて、
まぐれで正解していたとしても、後で見直すように目印をつけておきます。
間違った問題は基本必ず見直しをします。
このように問題に印を付けるだけで、その後の回答解説チェックと、自分の弱点分析を効率よく行えるようにします。
また回答ノートのオススメの使い方として、同じジャンルの問題を1ページにまとめるというのがあります。
ジャンルをまとめるというのは、大問別でページを分けることです。
例えば以下の例のような感じに、大問2の穴埋め問題のページを作ります。
2017年度の1回目、2回目、3回目というように並べるのです。
こうすることで、問題を解くたびに自分の成長度も目で見てわかります。
同じ問題を2回、3回と解く場合もあります。
2回目、3回目に解いても同じ問題を間違えていることに気づくことがあります。
以前の回答と見比べることで、自分の弱点発見につながります。
回答ノートを作る理由の1つは、問題に書き込みをしないためです。
そうすることで過去問を繰り返し解くことができるのです。
一方で、過去問題集の解説には書き込みOKです。
むしろ間違えた問題には必ず丸をつけておき、
覚えるべき最優先単語は目立つように蛍光ペンなどでハイライトしておきます!
2回目に解説をチェックするときには、「またこの問題を間違えている!」「またこの単語を忘れている!」ということに気づくでしょう。
4.すぐに答えあわせ&間違え分析
1回分の問題を解いたらすぐに答え合わせすること。
時間がなければ間違えた問題だけでも、自分の回答と正解を見比べて、なぜ間違えたかをチェック。
鉄は熱いうちに打てといいますが、問題も記憶が鮮明なうちに答えあわせしたほうが、脳に正解が記憶されます。
過去問1回分を全て通して問題を解いてしまうと、大抵は正解のチェックだけして、間違いをを見直す前に、疲れきってしまうか、時間切れになってしまいます。
それではせっかく苦労して135分を費やしたのに何も後に残りません。
間違えたところを確認し、何故間違えたかを分析してこそ勉強になるのですから。
過去問は解いただけでは効果がありません。
解いた結果、間違えた問題、分らなかった問題が伸びしろです。
その原因を知り、修正していくことでスコアがアップします。
主には知らない単語、知らない熟語、知らない文法です。
ですので、伸びしろ部分をしっかり拾い上げることが大切です。
- 間違えた問題
- ?がついた問題(自分の回答に自信がない or 選択肢に迷った)
- 正解した問題
こうすることで、効率よく自分の弱点と修正すべき点を発見することができます。
この作業はだらだらと行うと途中で疲れますので、効率的に行えるように工夫します。
10分~15分ぐらいのかたまりで問題を解き、すぐに回答チェックをすると、分らなくて悔しい気持ち、正解を知りたいモヤモヤした気持ちをすぐさま消化、解消できます。
まずは、一番自分が知りたい正解=自分が間違えた問題を確認します。
次に迷った問題の正解とチェックしていきます。
問題を解きながら、この答えなんだろう?この単語の意味はなんだろう?という知りたいという欲求を湧き上がらせ、すぐにその答えを確認すると、「なるほど!」という脳の「イヒ反応」につながり、脳は成長していくと思うのです。
あくまで自分の実体験からの話ですが(笑)
こうすることで、最も大切である「自分の弱点」を知ることを効率よく達成できるのです。
答え合わせをしながら、回答解説も読みすすめるというのも、私はあまりオススメしません。
答え合わせは、単純に○正解か☓不正解かのチェックです。
1セット分は1分もかからないで終わると思います。
まずは、全ての問題の○☓をチェックして、不正解のものから理由を分析していきます。
これも解けなかった問題の「なぜ?」をいち早く「なるほど」にしたいから。
人間の脳はそれほど忍耐力はありません。(おそらく)
大事なことから先にやることが大切。
まずは、不正解問題、そして?つけてわからなかったけどなんとなく答えて正解してしまった問題について解説をチェックします。
まぐれで正解したものは、「理解した問題」にはならないからです。
理由も含めて正解が分かるようになるまで徹底的に過去問と向き合うことが大切です。
最後に正解した問題もチェックしていきます。
「過去6回全問題集」を使用している場合は解説をみて正解の根拠を再確認します。
また語彙問題では選択肢意外の単語の意味もチェックできるので正解でも回答解説の見直しを行います。
5.何%得点できたかチェックする
つづいてチェックしたいのが
何%得点できたのかを大問ごとにチェック
例えば1回目の大問1なら25問中11問解けたなら、
11÷25 = 0.44
正解率40%
合格目安は70%なので
まだまだ先は長いということになります。
このようにして、合格までの距離を確認します。
繰り返し過去問を解いていく中でも常に合格までの距離、今の自分の位置を把握します。
ちなみに70%正解率になるには18問は正解しないといけません。
20問常に正解できるぐらいのレベルになれば合格はすぐそこです!
2016年の英検試験問題改定後からは、4技能がバランスよく点数がとれいることも重要になりました。
一次試験において全体で70%以上取れていても、Reading,Listening,Writingの中で、どれかが著しく点数が取れていない場合があると不合格になる場合があります。
大問別、分野別に合格までの距離をチェックしましょう。
過去問の点数と正解率を記録するための、英検1級過去問正解率チェックシートを用意いたしました。
無料でダウンロードできますので、よろしければお使いください。
6.弱点パートを1点集中で繰り返し解く
初回は全ての問題を8回に分けて一通り解き、自分の実力&弱点チェックを行います。
弱点がわかったら、次は、弱点の分野に集中して繰り返し解いていきます。
弱点がわからない、全体的に点数が悪いという人は大問1から集中的に解きます。
英語力向上の基礎は語彙力ですから。
集中的といのは、大問1ならば、毎日大問1を解きます。
過去6回分全問題集があれば、6回分の大問1だけを毎日解きます。
2冊あれば、12回分解きます。
持っている過去問全てを解いたら、最初年度に戻り2周目を解きます。
過去問回答ノートは、大問1が横にならんでいくので、毎日自分が25問中何問正解できるようになったのか、成長がわかりやすくみられます。
2周目は1回目と比べどれだけ点数アップしたのかをチェックしてみてください。
まじめに取り組んでいれば、必ず正解率は上がってきます。
意外にも2回解いても、また同じところを間違えることが多いです。
繰り返し間違えるところは、自分の弱点ですので、克服して確実に正解率をあげられるようにしていきます。
まとめ
挫折しない英検過去問の解き方
1.過去問は細切れにやる!
2.時間をはかる
3.回答ノートを作る
4.すぐに答えあわせ&間違え分析
5.何%得点できたかチェックする
6.弱点パートを1点集中で繰り返し解く
私はこの方法で10ヶ月ほど集中的に勉強をして英検1級に合格できました。
こちらの記事「産休&育休中に英検1級に合格した勉強プラン」でもご紹介させていただいております。
この期間に過去問全てを通して解いたのは、試験日前日の1回だけです。
前日は通して解く時の時間配分のシュミレーションのためで、最後の確認です。
それ以外には通しで問題を解くことにはあまり意味はないと思います。
時間のない中で英検の勉強をするためには、過去問を細切れにといていく方法をおすすめいたします!
最後に、「英検の公式HPを利用する~過去問を無料で入手~」で紹介したように過去問は無料で入手可能ですが、本気で英検1級をめざすなら、過去6回全問題集は1冊あったほうがいいと思います。
解説がついていますし、2次試験の過去問と回答例もあるので2次試験でも活用できますよ。
みなさまの合格をお祈りいたします。