英検1級長文読解問題の勉強法

英検1級の長文読解問題とは

英検1級の長文読解の攻略は、英検1級1次突破のためには避けて通れません。
ここでどれだけ点数を獲得できるかが合否を大きくわけます。
ここでいう長文読解問題とは、Readingパートの大問3のことです。
大問2も長文問題なのですが、ここでは「穴埋め問題」として別で
説明させていただきます。
そちらに興味がある方は、英検1級穴埋問題対策の対策をご参照ください。

大問3では、3つの長文が出題されます。
最後の長文は他の2つに比べ分量が多く、質問も4つになります。
長文読解に割くことが出来る時間は約40分で長くても50分だと思います。
自分がどの問題に時間を使うかは予め計画しておくべきです。
私は英作文に少し時間に余裕をもたせたかったので、40分に設定していましたが、
これはかなり、ぎりぎりの時間設定です。

大問3 質問 時間配分目安
長文1 3問 12分~15分
長文2 3問 12分~15分
長文3 4問 16分~20分

英検の長文読解に出題される長文は、政治、経済、科学、医療、環境、文学、歴史など多岐に渡ります。
概して、小難しい文章がでるのが特徴です。
趣味で読むような文章ではなく、新聞や雑誌などの記事、文献などです。
場合によっては、日本語で読んでも難しい内容のものもあります。
私は特に医療・科学分野系と欧米の歴史・政治系が苦手です。
前者は専門用語のオンパレード、後者は歴史上の人物や地名のオンパレード
いづれも難しい理由は元々の背景知識も少ない中で、内容を理解しなければならないからです。

長文読解攻略に必要なもの

こうした英検1級長文問題の内容を分析すると、
時間配分&背景知識が、攻略に必要だとわかります。
また、長文読解でも当然、語彙力はとても重要な要素です。
問題を解くために、キーとなる重要単語の意味が分らなければ、太刀打ちできません。
語彙力強化については、半年間で4000単語を覚える方法もあわせてご参照ください。

英検1級1次突破の鍵は長文読解にある理由

では、英検1級1次の合否を分けるのは、長文読解であるとお話した理由は以下の3つです。

1.問題量が多く、要する時間が最も長い
2.実力を身につければ、正答率は大きくぶれない
3.時間をかければ、必ず回答にたどりつける

問題量が多く、要する時間が最も長い

前述したように、英検1級の長文読解は40分~50分をかけて解くパートです。
“問題数”は多くないしても、“問題量”とかけるべき時間は最も多いパートです。
人によっては、長文問題を1問見切りをつけて、他に時間をかけたほうが効率がいいという人もいます。
しかし、量が多くて、時間が長い部分だからこそ、最も人と差がつく部分といえます。

例えるならば、50m短距離走で、1位とビリの差は大きくても数秒、数メートルの差です。
でも長距離マラソンは、1位とビリの差は何時間にもなります。
長い戦いだからこそ、どう戦うかで人との差別化ができます。
自分の英語力が急激に伸びた時、結果として点数が飛躍的にアップするのもこの部分です。

実力を身につければ、正答率は大きくぶれない

長文問題はものにできれば、最も安定して点数がとれるパートです。
先ほど、“語彙力”は長文読解においても重要な要素だと述べましたが、
重要な要素には間違いありませんが、完璧な語彙力が必要なわけではありません。
それはつまり、どんなにあなたの語彙力が強化されたとしても、
長文読解では必ずといっていいほど知らない単語がでてきます。
あなたがすらすらと長文を完全に理解できるようになるためには
全ての語彙を知っていなければならない、と思っていませんか?
それは、無理です。というか、そこまでは必要ないと思います。
おそらく英検1級の長文では、分らない単語がある中でも、文章を理解し、大意を掴む力をテストしているからです。
そういう意味では、わざと分らないであろう単語を登場させるような文章を選択しているのでしょう。
そういう意図的に含まれた難しい単語は、知らなくても大抵回答を導きだすために邪魔にはなりません。

ということは、ある一定程度の英検1級長文読解を解くために必要な単語を習得できれば
しっかり内容を把握すれば、必ず回答にたどりつけるということです。
究極には、質問の答えは必ず問題文のどこかに書かれているんですからね。
そう考えると、大問1の語彙問題と比べると、知識や運には左右されないパートですね。
語彙問題は、知らなければいくら時間をかけて考えたところで答えはでません。あとは、運と勘のみです。
しかし長文読解は異なります。知識だけではない、真に読解の実力が試されるパートなわけです。
よって、その時の問題の内容に左右されず、実力さえ身につければ安定して点数を稼ぐことができるといえます。

時間をかければ、必ず回答にたどりつける

前述したとおり、読解問題の質問の答えは必ず問題文の中に書かれています。
その多くは単語を置き換えて、本文で使われている言葉とは別の言葉に言い換えて質問していたり、
別の言葉を使って本文の内容を要約している選択肢を選ばせる、といった出題パターンになっています。
長文読解を攻略するのは、この「言い換え探し」に尽きると思います。
英検の長文色々読んでいると、英検の問題は本当にこの「言葉の言い換え」が好きだなーと思います。
なぜかというと、ネイティブの英語スピーカーは、同じ言葉を繰り返し使うのを嫌うからです。
同じ言葉をスピーチや、文章の中で繰り返し使っている=語彙力がなく教養なない と、思われるからです。
なので、小難しい内容の文章では、必ず同じ意味の言葉を、別の言葉で言い換えて文章を作ります。

この言い換え探しを攻略するために、英検1級に必要な語彙力が求められるのです。
英検1級の頻出単語は、長文に頻繁に使われる置き換えられる単語が沢山あります。

例えば、「思う、考える」を意味する単語。いくつ思いつきますか?
最初に思い浮かべるのは、thinkとかconsiderですよね。

suspectやimagineなんていうのもあります。
suspect = 思う+疑って
imagine = 思う+想像して
と、同じ「思う、考える」でも追加のニュアンスが加わってますね。どちらも、「思う」と訳せます。

英検1級レベルだと、
presume = 思う+かなり高い確率で
speculate = 考える+詳細については知らないで原因や影響を
infer = 思う+既知の情報から
deduce = 思う+周知の情報や証拠を熟考して結論をだす

このように、「思う、考える」ひとつをとってみても、言い換えできる単語は無数にあります。
これはまだまだ氷山の一角です。
質問文に”What did Mr.A suspect xxxxx?”と書かれ、本文では、”Mr.A deduced xxxxx due to xxxxxx…”と述べられている、というような言い換えて同じ意味をさす部分を探させる問題が非常に多いです。
裏をかえせば、時間をかけてじっくり探せば、答えは必ず見つかるということです。

英検1級長文読解攻略のまとめ

  • 時間配分を意識し、必要な時間を決めておく
  • 長文問題の背景知識を身につけるべく、日頃からニュース・社会問題にアンテナをめぐらす
  • 英検1級攻略のための必須単語、語彙力をつける
  • ”言い換え探し”で使われる語彙を意識して増やす

ABOUTこの記事をかいた人

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忙しくても子育てしていても英語を学びたい、仕事に活かしたい人を応援・サポートしています。 2008年通訳案内士資格取得。現在は外資系企業に勤務。 2018年育児休暇を取得中に独学で英検1級に合格。 2019年現在TOEIC970取得 英検1級の勉強法や、仕事で使える英語術・コミュニケーション術を発信しています。 英語の勉強についてご質問&ご相談があればお気軽にお問い合わせください。