新形式TOEICで950以上狙うためのリーディング時間配分と練習方法

TOEICのリーディング時間配分

TOEICで900点台を安定してとるようになるためには、まずリーディングの時間配分が鍵となります。

試験会場に腕時計を持っていかないなんて論外ですよ。

もちろん狙うスコアによって時間配分の作戦も異なってくると思いますが、今回は900以上のスコアを狙う場合の時間配分についてご紹介したいと思います。

「そもそも各パートの目安の時間配分って?」
「どれぐらいのスピートで解けばいいの?」
「練習時も時間を測って75分続けて解くべき?」
「本番のときはいちいち時計をチェックしていられない?」

そんな疑問をお持ちの方に参考にしていただければと思います。

目次

新形式TOEIC全体の時間

TOEICは毎回開始時間は同じです。

13:00〜15:00までの2時間で、リスニングとリーディングの内訳は以下の通りです。

長い試験ですよね。

前半リスニング45分
後半リーディング75分
合計120分

リーディング時間配分の目安

リーディング75分の間にPart5〜Part7をどのような時間配分で解くべきか、900点台をとる場合の目安はだいたい以下のような内訳になります。

Part7は長いので、以下の3つに分けます。

  1. 1つの文章を見て複数の質問に回答するシングルパッセージ
  2. 2つの文章を見て複数の質問に回答するダブルパッセージ
  3. 3つの文章を見て複数の質問に回答するトリプルパッセージ
Part問題目安時間
Part5文法、語彙問題10分
Part6長文穴埋め問題10分
Part7 シングルパッセージ長文読解25分
Part7 ダブルパッセージ長文読解10分
Part7 トリプルパッセージ長文読解20分
合計75分

この時間配分はあくまで目安になります。

私にとってはシングルパッセージは25分ではやや短く、トリプルパッセージは20分ではやや長いです。

しかし目安時間なのできりのよい5分単位で配分してみました。

この目安時間をベースに、自分のベストの時間配分を調整し、本番に望めるようにします。

TOEICの練習時は?

本番で75分の時間配分に慣れるために練習のときから75分でリーディングの問題を解く練習をするべきでしょうか?

答えは「いいえ」です。

TOEIC試験本番直前に1回通して解いてみるのならいいかと思いますが、普段の練習の時は75分続けて解かなくても大丈夫です。

1回の勉強で75分を確保しなければならないとなると、子育て中のママや日中は仕事をしている会社員には辛いものがあります。

それだけで勉強のために机に向かうハードルが高くなってしまいます。

私はTOEICの場合も、英検1級過去問対策のときと同様に細切れに練習する方法をとっています。

ただし細切れでも時間は必ず測って解きます。

どの問題にどれぐらい時間をかけて解いているのか確認する必要があるからです。

対象のPart目安時間
1回目Part1〜Part4 リスニング
45分
2回目Part510分
3回目Part610分
4回目Part7シングルパッセージ25分
5回目Part7ダブルパッセージ10分
6回目Part7トリプルパッセージ20分
120分

リスニングはなるべく練習時も45分続けてやってみたほうがいいと思います。

900点台を目指すために、リスニングに必要なことは「先読み」だからです。

Part1とPart2のインストラクションが流れている間に、いかにしてPart3とPart4の問題を先読みして、Part1とPart2を解き、後半パートも集中して聞くことができるかというのがキモだからです。

一方、リーディングパートは細切れに練習してもOK

ただし、各パートの目安時間を守ること。

例えば今日はPart5だけをやってみよう。という時、キッチンタイマーを10分でセット。

時間内で解き終わらなくてもいいけれど、10分経ったら残りの時間を測ります。

実際はどれぐらいで解き終わったのかをチェックします。

もちろんすぐにPart5の答え合わせと回答解説をチェック。

間違えたところは必ず確認し、なぜ間違えたかを明らかにします。

回答解説チェックまであわせて20分もあればできますので、これなら空いたスキマ時間にTOEICの特訓が続けられますよね。

TOEICは問題を解けば解くほど点数があがるので、本番前に3回分ぐらいは問題を解いておきたいです。

3回分のデータを見て、自分がリーディングのどのPartに時間が必要か目安時間をベースに微調整します。

TOEIC練習時のコツ
  • リスニングはまとめて解く練習
  • リーディングは細切れで解く練習でもOK
  • 解いたらすぐ答え合わせと原因究明をすること
挫折しない英検過去問勉強法

挫折しない英検過去問の勉強法6つの秘訣

2019年8月3日

TOEIC本番で時計をみるタイミング

各Partの目安時間を自分なりに調整はしますが、本番の試験の時に各パート何分だったか、覚えていられない。

なんども時計チェックするのが大変。と思われる方もいるかもしれません。

しかし本番の試験で私が必ず時間チェックをするポイントは2回だけです。

このチェックポイントさえ抑えておけば、今自分が順調なペースで解いているかだいたいわかります。

TOEIC本番で時計チェックポイント
  1. Part6が終わったあと ⇨ 14:05
  2. Part7のシングルパッセージが終わったあと ⇨ 14:30

先ほどの各パートの目安時間と、TOEICのリーディング開始時間を合わせてみると、このような感じです。

目安時間時間枠
Part510分13:45-13:55
Part610分13:55-14:05
Part7シングルパッセージ25分14:05-14:30
Part7ダブルパッセージ10分14:30-14:40
Part7トリプルパッセージ20分14:40-15:00

とりあえずこの2回のチェックポイントさえ覚えておけば、あとはなんとなくでも大丈夫です。

Part5とPart6を合わせて20分で解きおわればOKです。

実際の試験ではPart5の文法問題はかなり早いペースで解けてしまいます。その余裕が出た分はPart6にまわすようなつもりで、合わせて20分感覚で解いています。

よって14:05= Part6終わりが1回目のキーポイントです。

Part6を終えたあたりで、14:05を過ぎていたら若干ペースが遅いので、Part7からスピードアップします。

14:30=シングルパッセージ終了がもう1つのキーポイントになります。

14:30というチェックポイントはキリがいいので覚えやすいというのもあります。

ちょうど集中力がきれてくる時間でもありますし、
「あと30分しかない。」という残り時間を意識してくる時間帯でもあります。

Part7のシングルパッセージを終えて 14:30前であれば、かなり余裕があります。
このとき例え14:35ぐらいでもまだ大丈夫です。

上記のトリプルパッセージ20分はかなり余裕がある目安だからです。

これぐらいのペースであれば時間内に全て解き終えることができると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

TOEICリーディングの目安の時間配分は私の個人的なものですが、これを参考に自分にとってのベストな時間配分を見つけてみてください。

日々の問題練習からTOEIC本番にむけての戦いは始まっています。

時間配分を制すものは、TOEICを制す!といっても過言ではありません。

最後時間がなくて塗り絵する〜。からはもう卒業しましょう。(笑)

2019年6月23日公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5が発売されました。 TOEICを受験するなら1冊はもっておきたい公式問題集の最新版です。 できる限り多くの問題を解いてTOEICの時間配分の感覚を身につけて本番に望みましょう!
TOEIC新形式リスニングのコツ

新形式TOEICのリスニングで高得点をとるためのコツ

2019年3月20日

ABOUTこの記事をかいた人

忙しくても子育てしていても英語を学びたい、仕事に活かしたい人を応援・サポートしています。 2008年通訳案内士資格取得。現在は外資系企業に勤務。 2018年育児休暇を取得中に独学で英検1級に合格。 2019年現在TOEIC970取得 英検1級の勉強法や、仕事で使える英語術・コミュニケーション術を発信しています。 英語の勉強についてご質問&ご相談があればお気軽にお問い合わせください。