英検1級1次合格!英作文での失敗があっても合格できた理由

目次

英検1級1次試験合格!

2018年10月7日(日)実施の第二回実用英語技能検定試験の結果発表がありました。
自己採点では英作文の点数がほぼつかないと思い、あきらめていたのに、奇跡的になんとか合格できました。
思ったよりも英作文に点数をつけてもらいまして、ありがたいです。
1次試験終了後は、英作文0点も覚悟していたほどで、次また頑張ろうと思っていたのに…。2次に向けて準備をしなくては(汗

2018年度第2回英検1級1次試験結果

英作文で大きな減点となるミスしたにもかかわらず、長文読解とリスニングPart2が大幅点数UPしたため合格ラインにたどりつけました!
なんと長文読解Part3はたったの1問しか間違えていないのです!
特訓の成果がでたのでしょうか。

技能別分析

英検1級1次試験技能別正当数

上記の技能別(Reading・Listening・Writing)でみると、一目瞭然です。
Writingは75%で最も低く、Listeningが89%で最も高いです。
写真では見にくいですが、赤い★が合格者の平均なのですがWritingだけギリギリです。

パート別分析

 パート別にみてみても、問2の空欄穴埋め問題が低かったものの読解で高得点がとれたのでReadingをカバーしています。

英作文での失敗とは

英作文で私が犯した致命的なミスは、問題文を正しく解釈できず、的外れな点で論じたことでした。
今回の問題は、このような出題でした。

問題:Has a university degree in the humanities lost its relevance in today’s world?

university degree in the humanitiesは、「文系の大学学位」が正しい意味なのですが、humanitiesの単語の意味を知らず、「大学の学位」として考えて回答をしてしまいました。
さらにrelevanceを「普及」というような意味で捉えて、質問を「今日の世界で大学の学位は普及は減りつつあるか?」というように解釈してしまいました。
回答は賛成の立場で、以下の理由で従来の大学のメリットは減ってきていると論じました。

  1. 大学はコストがかかるが、オンラインクラスは学費の負担が少ない
  2. 大学には時間や場所の制約があり、学生は自由な時間を使えない
    多くの学生は長い時間をかけて通学している
  3. 大学の学位を取得しなくても成功している若者はたくさんいる。
    インターネットなどを通じてより実用的な知識を手に入れることができる

という趣旨の英作です。「文系の」という部分がすっぽり抜けてしまっているので、その減点は大きかったと思います。
とはいえ、「大学の学位の今日のあり方」「大学に通うことの意義」などについて英作文の練習をしていたため、当たらずとも遠からずな回答ができたので点数をもらえたのだと思います。
前回2011年不合格Bの英作文の点数が28点満点中16点(57%)だったことから考えると、32点満点中24点(75%)は、それでもかなり点数UPしています。
これが英作文対策をしているかしていないかの差なんだと思います。
以前の英検1級受験では、英作文対策を全くといっていいほどしていませんでした。
結果16点。どれだけひどい英作文だったかどうかがわかります。
「どんな質問がくるか分からないから準備していても意味はない」と、なんとなく思っていたんだと思います。
完全に甘くみていましたね。
今回は、英作文に最も時間を費やしたといっても過言ではありません。
(それでもこの合格ラインぎりぎりの点数でしたが)
やはりそれなりに点数アップにつながったんだと思います。

英検1級英作文は得点アップをめざさない!減点を減らせ!

英検1級の英作文は得点アップをめざすな!減点を減らせ!意識する3つのこと

2021年1月17日

合格ラインにたどりついた理由

前回の不合格Cから、大幅得点アップで合格できたのはなぜか考えてみました。
大きく点数がUPしたのはこの2つ。

ここが点数アップ
  • 長文読解
  • 英作文

どちらも配点が高い部分です。
不合格Cの時にはPart3の長文読解は50%しかとれておらず、英作文は57%で足をひっぱっていた部分でした。
ところが合格時の正解率は長文読解90%、英作文75%でした。
やはり60%以下の正解率になってしまう苦手パートは徹底的に対策しなければいけないということですね。

長文読解対策

長文読解の対策としてやったことは、「毎日1題づつ過去問を解く。」ということだけです。
日によってはやらない時もありましたので、週に3回ぐらいは長文読解をやっていたかもしれません。
その他に長文読解の得点アップにつながった要因は「語彙強化」です。
やはり英検1級の語彙力強化は、英語力全体の底上げにつながります。
語彙力はスポーツでいうところの筋肉みたいものですからね。
長文読解で回答の鍵となる単語がわからないと、読解かかなり難しくなります。
全ての単語がわかるほど語彙力強化するとまではいかないですが、「重要な単語」は知らなければ解けないのが英検1級の長文読解です。

「英検1級長文読解問題の勉強法」という記事で徹底的に長文読解対策についてご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。

英検1級長文読解問題の勉強法

2018年11月16日

英作文対策

英作文の対策で使用した主な教材はこちら。

自信を持ってオススメできる英検1級英作文対策最強の1冊です。

すごくよくまとまっているし、実践問題が30題ついているので、
1次試験日1ヶ月前から1日1題解いて丁度よかったです。
本書にも冒頭に書かれていますが、「質問に対して正しく答える」は、英作文の原点であり、これをおろそかにしてはいけないと、身をもって知った次第です。

まとめ

英検1級に合格するために大切だと思うこと。

  1. 徹底した語彙力強化
  2. 英作文の対策

この2つは外せません。
特に今回の受験ではこの2つの徹底した対策によって大幅得点UPにつながりました。
英検1級をめざすみなさまの参考になれば幸いです。

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ABOUTこの記事をかいた人

忙しくても子育てしていても英語を学びたい、仕事に活かしたい人を応援・サポートしています。 2008年通訳案内士資格取得。現在は外資系企業に勤務。 2018年育児休暇を取得中に独学で英検1級に合格。 2019年現在TOEIC970取得 英検1級の勉強法や、仕事で使える英語術・コミュニケーション術を発信しています。 英語の勉強についてご質問&ご相談があればお気軽にお問い合わせください。