英検1級の単語は難しすぎて覚えられない人へ朗報

英検1級に合格するために必要な語彙数は約12000語〜18000語といわれています。

準1級合格に必要な語彙数が約8000語といわれているので、単純に計算すると準1級レベルからさらに4000語上級単語を覚えなければならないということになります。

1度でも英検1級の過去問をやったことがある人、英検1級の単語帳を見たことがある人なら分かると思いますが、半端なく難しい単語がずらり。

私も初めて英検1級の過去問に挑戦したとき、最初の語彙問題25問で、うちのめされました。

回答はおろか、選択肢の4つの単語1つもわからない・・・。
そして、ぱたりと参考書を閉じて「私にはまだ早かった」と諦めたのでした。

あれから、約10年。
再び英検1級の高い壁に立ち向かい、今度こそ絶対とちかい、ギリギリでもいいからとにかく合格したいという気持ちで単語を覚えまくりました。

そして、なんとか英検1級に合格できたのです。

はたしてその時、語彙問題に出てくる単語、一体どれぐらいわかってたのでしょうか?

実は、たいしてわかってないんです。

知らない単語もたくさんでてきてたんです。

それでも合格できちゃうんです。

私は自らの体験をもってわかりました。

英検1級の単語の難しさにビビってはいけない!

全て覚えられたら、それに越したことはないですが、合格のために全てを完全に覚える必要はないのです。

果たして英検1級合格者のうち、英検1級単語全て正確に覚えたという人は何人ぐらいるのでしょうか?

断言します。

英検1級の単語は全部覚えなくても合格できます。

でもちょっとしたこつがいるんです。

その理由とコツを今回はご説明いたします。

英検1級合格者はどれぐらい単語を覚えているのか

私は2018年第2回の英検1級に合格しました。

そのときの最初の語彙問題25問中、19問を正解しました。

では、問題の選択肢にでてくる単語はいったいどれだけ覚えていたのでしょうか?

単語を覚えたレベルを以下の3段階に分けてそれぞれいくつぐらいだったのか調べてみました。

単語の覚えたレベル
  1. わかる単語
  2. なんとなくわかる単語
  3. わからない単語

1.わかる単語とは、英単語をみて日本語の意味を言えるぐらいはっきりと理解している単語のこと。

2. なんとなくわかる単語とは、知らない単語だが単語の一部分から意味を推測できる場合。
まはっきりと日本語で意味を言えないがなんとなくぼやっと意味がわかる単語。問題の選択肢に当てはまるかどうかがわかるレベル。

3.わからない単語は、見たことがない。意味を予想できない単語。

これを踏まえて、英検1級の問1語彙問題にでてくる単語がどれぐらい理解していたのかを調べてみました。

問1は25問あり、1問につき4つの選択肢の単語があります。

25✖️4=100語

私が英検1級に合格できたとき、100語の単語の内訳は以下のとおり。

英検1級の語彙問題に出てくる
単語覚えたレベル
単語数
わかる単語27
なんとなくわかる単語35
わからない単語38
合計100

なんと、3割以上「わからない単語」でした。

はっきりと「わかる単語」は、3割以下です!

数字にしてみて、自分でもびっくり。

こんなにわかってないのによく、25問中19問も正解できたなぁ。と思います。

英検1級の単語は読めて意味がわかればいい理由

英検1級の単語は読めて意味がわかればいい理由

2020年5月6日

英検1級の語彙問題は、知らない単語だらけでも解ける

英検1級の勉強をしてみて気づいたことがあります。

最初の語彙問題に登場する単語は、本当に半端なく難しいです。

しかし、その全てを覚えなくても合格はできます。

大切なのは、覚えるべき単語を優先的に覚えることです!

語彙問題は、4択です。

問題文の空欄に適切な単語を選ぶことができればいいわけです。

問題例とともに、重要単語の見極め方、なぜ全部わからなくても解けるかを説明いたします。

正解の選択肢になる単語に注目

A:Hey, did you remember to send flowers to your secretary as a gesture of (    ) for your father’s death?
B: I did, but thanks for the reminder.

1. paucity

2. condolence

3. tyranny

4. resurgence

私は選択肢の1番と3番がわからない単語、4番はなんとなくわかる単語でしたが、この問題は正解しています。

なぜなら正解の選択肢である2番のcondolenceが、はっきりとわかる単語だったからです。

問題文を読んだ時点で、この問題には「お悔やみ」を意味するcondolenceが入ると予想されその単語を見つけた時点で他の選択肢にはほとんど目を通していません。

一応、全ての選択肢を確認はしますが、この場合正解の選択肢の単語が知っている単語だったので、他3つがわからなくても確実に回答できるパターンになります。

ちなみに、英検1級でる順パス単で上記4つの単語を調べてみると、選択肢の1番、3番、4番は頻出Cランクで、正解の2番が頻出Bランクでした。

このように、正解の選択肢として出題される単語は、頻出する傾向があるのです!

よって正解の選択肢となっている単語は全て覚えるようにすることが大事なのです。

この場合のように、頻出重要単語のcondolence1個を覚えていれば、paucity, tyranny, resurgenceの3つを覚えているよりも得点につながるということになります。

だから優先順位をつけて単語を覚えることが重要なのです。

消去法で選択肢を半分に減らす

次はこのような問題です。

Mr. Macdonald was not known for his (    ). He often spent as long as 20 minutes answering a single question at a press conference.

1. rubble

2. brevity

3. turmoil

4. mortality

私は1番のrubbleは瓦礫、4番のmortalityは死亡率だとわかりました。

2番と3番は、わからないに近いなんとなくわかる単語でした。

しかし、この時点で1番と4番は意味がわかるので選択肢に合わないと消去できます

よって2番と3番の2択になるわけです。

この問題の正解は2番です。

人物の特徴を表すような単語でturmoilはないだろう。と予想した結果、みごと正解できました。

turmoilは大騒ぎ、brevityは簡潔さという意味でした。

実はこのように4択中2個の単語はわかるというパターンは結構あります

2つわかれば50%の確率で正解を選べます。

あとは「勘」です。しかし、たくさんの英検1級の単語にふれて勉強していれば、この「勘」が結構当たるのです。

実際2個まで単語絞れた後の正解率は60%以上ではないかと思います。
その理由は次にご説明いたします。

ですので、選択肢の4つの単語のうち、正解となる選択肢の単語は絶対に覚えるのですが、さらに残りの3つのうち1つ覚えていくようにすれば、語彙問題は安定して得点できるようになります

最後は単語の意味を推測する力

最後は自分の「勘」を信じましょう。

「勘」といっても「運」に任せたものではなく、勉強に裏付けされた自分の潜在意識の中にある記憶の勘です。

本気で英検1級の単語を覚えるべく勉強していると、だんだんと知らない単語でも意味が予測できるようになります。

英単語の語源がわかると忘れにくい。〜上級語彙力アップのための学習法〜」記事で詳しく紹介しておりますが、語源や英単語の成り立ちを知ることで、まだ覚えてない単語も意味が予測できるようになったり、新しく覚えた単語を忘れにくくなったりします。

単語は分解してみると、意味が予測できることがあります。

初見ではわからなかったのに、よくよく見てみたら知っている単語の品詞違いだった!とかもありますので、最後まで諦めずヒントを探しましょう。

このように語源や品詞の法則はできるだけ覚えておくと、知らない単語の意味を推測できるようになります。

英単語は語源がわかると忘れにくい

英単語の語源がわかると忘れにくい。〜上級語彙力アップのための学習法~

2019年11月9日

準1級の単語は確実に覚えること

ここまで英検1級の単語は全て覚えなくていいという話をしてきましたが、最後に大切なことを1つ。

準1級までの単語はほぼ完璧に覚えてなければならないということです。

準1級と1級の差はかなりあると思いますが、準1級までの基本の単語は全てしっかりと覚えている上で、1級の単語は完璧でなくてもいいのです。

準1級までの単語は基本の単語です。語彙問題だけでなく、読解やリスニングを解くために必要ですし、英作文やスピーキングでも使用できるレベルで覚える必要があります。

一方で、英検1級の単語の全てを英作文やスピーキングで使えるようにするまで覚える必要はないのです。

むしろほとんど準1級までの単語でライティングやスピーキングは十分対応できます。

ですので、準1級の単語にまだ自信がないという場合には、1級の単語を覚えるより先に準1級の単語の復習からした方がよいでしょう。

語彙力アップは、語彙問題攻略のためだけではありません。
全体の英語力アップのために基礎単語を完璧に理解していることが大切なのです。

まとめ

まとめ
  1. 英検1級の語彙問題は全ての単語を知らなくても解ける
  2. 語彙問題の回答の選択肢は必ず覚える
  3. 4択中、2択まで消去法で絞れるぐらいまで覚えよう
  4. 知らない単語の意味を推測できる力を備えよう
  5. 準1級までの単語は完璧に覚えるべし!

英検1級単語で優先して覚えるべき単語は「旺文社の英検でる順パス単」で出題頻度を参考にすると、とても効率がいいです。

書籍にするか、アプリ版にするか迷っている人はこちらの記事「英検でる順パス単アプリの便利機能と使い方」をご参照ください。
私はアプリをオススメしています!

知らない単語の意味を推測する力を身につけたい、語源の知識を増やしたい人には、「語源を学び英検1級語彙力をアップするWORD POWER MADE EASYの使い方」もオススメです!

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忙しくても子育てしていても英語を学びたい、仕事に活かしたい人を応援・サポートしています。 2008年通訳案内士資格取得。現在は外資系企業に勤務。 2018年育児休暇を取得中に独学で英検1級に合格。 2019年現在TOEIC970取得 英検1級の勉強法や、仕事で使える英語術・コミュニケーション術を発信しています。 英語の勉強についてご質問&ご相談があればお気軽にお問い合わせください。