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英検1級2次試験結果発表の確認方法
英検1級の2次試験の結果発表は2次試験を受験後、2週間後の火曜日に確認できます。
例えば、2019年度第3回の2月23日受験の方は、3月3日(火)です。
英ナビに登録していれば、英検公式HPより13:00からウェブで合否が確認できますよ。
していなくても15:00から確認できます。
なるべく早く結果が知りたい方は、前もって英ナビに登録しておきましょう。
氏名、住所、メールアドレス等の簡単な情報登録のみですので、5分もあれば完了できます。
正式な合否通知書は、ウェブでの発表後1週間以内に郵送で送られてきます。
合格であっても不合格でもあっても、自分の評価をしっかり確認して、今後の糧にしてください。
2次試験で不合格であっても、1年間(3回まで)は1次試験が免除されます。
次は2次対策にしぼった準備ができ、たくさん時間をかけることができます。
1次に合格できる実力があれば、必ず2次試験は合格できます。
絶対に諦めずに次回の面接までに十分な対策をして望んでいただきたいです。
英検の不合格通知の使い方
発表の前に縁起が悪い話かもしれませんが、万が一、不合格であったとしても不合格通知をすぐにゴミ箱行きにしてしまうのは、ちょっともったいないです。
私は2009年に受験した英検1級の1次の不合格通知書を今も手元に持っています。
その当時は、今と異なり、白黒印刷の葉書サイズ。
なんだか時代を感じます。
しかしこの不合格通知書、1次筆記試験合格に至るまで、なんども見返しました。
そのたびに私を励まし、支えてくれたものです。
今となってはなんだか愛着すら感じます。
何故、不合格通知書をとっておくのか?
不合格の通知書なんて、ひどい結果ならなおさらすぐに葬りさってしまいたいですよね。
でも、ちょっと待ってください!
不合格通知書には今後のあなたの英語力をレベルアップさせるヒントがたくさん詰まっています!
捨てるなんてもったいない!
せっかく高い料金を払って英検1級を受験し、あなたの英語診断書を手にいれたのですから、十分活用してください。
1.英検1級合格の夢を諦めないため
不合格通知は、英検に合格するまで絶対に捨てないでください。
英検から診断されたその時のあなたの英語力は、英語力アップの今後の指標となります。
不合格通知はいわば今の自分の英語の実力を客観的に示す英語診断書。
自分の今の実力をしっかり分析し、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、今後どこを最も強化するべきか、プランを考えるためにも役立ちます。
例え数年、数十年時間が経ってしまったとしても、本当に英検1級合格を諦めてしまわない限りは、いつかまた英検合格のために勉強を再開するときまで保管しておくことをお勧めします。
不合格通知の数だけ、あなたの進歩が見られますし、それはこれまでの努力の結果です。
断言できますが、諦めないで受験し続ければいつか必ず合格できます。
また勉強を再開するその日まで、とっておけばチャンスは訪れます。
2.不合格通知は自分の英語力成長を測るものさし
英検1級を本気でめざす方は、1度不合格通知をもらったとしても、必ず再度勉強して再受験します。
再び勉強をすすめ過去問を解いてみたとき、前回とれた点数からどれぐらいアップしたかをチェックするのに、不合格通知を活用します。
例えば問1の語彙問題は、3ヶ月前の受験では25問中11問しかとれていなかったのに、今は14問も正解した!など勉強を続けていれば必ず進歩が見られるはずです。
その進歩を喜びつつ、自分を鼓舞し、次の受験への確かな前進を常に感じられるようにしましょう。
英語の勉強は、最初は地味で孤独です。ひたすら単語を覚える勉強をしていると、こんな難しい単語を覚えても日常では絶対使わないよな、などと頭によぎってしまいモチベーションが下がることは必ずあります。
そんなとき、現状の実力チェックのため過去問を解いて、前回の不合格より何点アップしたのかをチェックしてみてください。
正しい方法でこつこつ勉強している方は必ず点数アップしているはずです。
小さな進歩でも前進を感じることで、やる気を維持できると思います。
3.次回対策:合格ライン70%のチェック
不合格通知を受け取って落ち込んでいる場合ではありません。
不合格となった点数の詳細を見て、すぐに次回受験のための対策をたてましょう。
英検の筆記試験に合格するためには概ね70%正解する必要がありますが、どうやって70%をとるかを、戦略的に考えることも必要です。
リーディング、ライティング、リスニングがバランスよく得点できている必要があります。
どれか1つが著しく減点が多い場合、全体で70%が得点できていても、不合格になるからです。
合格点まであと何点?
確実に70%とるために、時間を費やすべきところはどこか見てみましょう。
70%に到達できていない苦手分野を、チェックしてみましょう。注目すべきは、合格点まであと何点か?です。
例えば私の6年前の不合格通知書ですが、
2011年度 第3回 不合格B
合格ライン:80点
合格点80点➖今回点数61点=あと19点【合格までの距離】
大問 | ジャンル | 素点 | 満点 | % | 合格ラインまで |
1 | 語彙 | 12 | 25 | 48% | |
2 | 長文穴埋め | 5 | 6 | 83% | |
3 | 長文読解 | 4 | 20 | 20% | +12点 |
4 | 英作文 | 16 | 28 | 57% | +4点 |
Part1 | リスニング(会話) | 10 | 10 | 100% | |
Part2 | リスニング(スピーチ) | 2 | 10 | 20% | +5点 |
Part3 | リスニング(場面別) | 10 | 10 | 100% | |
Part4 | リスニング(インタビュー) | 2 | 4 | 50% | |
合計 | 61 | 113 | 53% |
詳細を見てみると、苦手パートはわかり易く点数が低いです。
自分はあと何点をどこでアップさせるか、内訳を具体的に数字で書き込んでみてください。
そうすることで、自分が伸ばすべきところを明確に視覚化できるので、弱点強化、あと「何点とればいいか」をより意識することができます。
この場合、語彙、英作文、読解であることは明らかですね。
この時の私のプランでは、問3を+12点、英作文+4点、リスニング+5点を目標にしました。
語彙問題も12点はかなり低いので18点ぐらいはほしいところです。
まだまだ全体的なレベルアップが必要だとわかります。
この合格まであと何点か、が英検合格という目標までの距離です。
私が英検1級1次試験に合格できたとき、筆記試験直前で過去問を解いたときには、全体の80%が得点できるところまで到達していました。
6年前に受験した時にはなかった、合格できる自信がついていました。
過去問を何度も解いて70%以上正解できれば、かなり高い確率で合格できると思います。
ぜひ、合格ライン70%を意識して英検対策をしてみてください。