英検1級の過去問の勉強をする時、正解をチェックした後どのように復習&勉強をされていますか?
以前に英検1級の過去問の勉強法を紹介させていただきましたが、今回は「語彙問題」に焦点をあてて、過去問を解いた後の復習の仕方について解説したいと思います。
- 「英検1級の語彙問題を解いたけど、わからない単語ばかりで復習に時間がかかる」
- 「わからない単語の意味は全て調べるべきなの?どこまで復習すればいいの?」
- 「語彙問題の正解率があがらず、モチベーションが下がっている」
- 「英検1級の単語はどれぐらい覚えればいいのかわからない」
もし、このようなお悩みをお持ちでしたら、こちらの記事が参考になるかと思います。
では、私が考える「語彙問題の復習でやってはいけない3つのこと!」をご紹介いたします。
目次
1. 過去問の語彙問題を解いた後の復習に何時間もかける
語彙問題やってはいけないこと1つ目は、過去問の語彙問題を解いた後に復習に時間をかけすぎることです。
英検1級の問1の語彙問題(全25問)を解くのに約15分〜20分です。
その後、答え合わせをして復習にどれぐらいの時間をかけていますか?
もし、2時間〜3時間ぐらいかけています!というのであれば、それはちょっとtoo much です。
真面目な人ほど、やりがちな落とし穴だと思います。
私も英検1級に一度挫折をした時には、同じことをしていたんです。
何がいけないのかというと、たった問1(25題)の問題を勉強するだけで、どっと疲れるからです。
わからない単語が多すぎて頭がパンクするし、たくさん単語の意味を調べたりしていると、自分の語彙のなさに凹んでしまいます。
そうすると、「英検の勉強=たいへん・労力がいる」という印象が残り、次回また机に向かおう!という気がおこらなくなります。
そして、もっと悲しいことに、問1にでてくる意味がわからない単語を1語1句拾ったとしても、結果につながりにくいのです。
問1にでてくる超難問単語の中には、1度でたっきり2度と出題されないようなマイナー単語も含まれています。
それを一生懸命覚えても、すぐに点数UPには繋がりにくいです。
語彙問題をじっくり復習するというのは、ものすごーく遠回りな英検1級の勉強法だということに、私は後から気づきました。
語彙問題の復習の際は、時間を決めましょう。
だいたい30分ぐらいと決めて、その時間で覚えること・やるべきことをやればOKです。
2.過去問は1度解いたら2度と解かない
語彙問題の復習でやってはいけないこと2つ目は、過去問を1度しか解かないで、次々に新しい過去問をやることです。
英検1級の過去問を解くと言えば、「旺文社の英検1級全問題集」です。
これはもはや公式本なのでは?という感じですね。
この1冊に全6回分が収録されているわけですが、6回分の問題を解いて、「1冊終わった〜!満足!」となっていませんか?
この旺文社の過去問題集、毎年新しい年度版が発行されます。
なので、つい「最新のものをやるべきだ!」と思いがちなんですよね。
もちろん最新版をやって直近で出題されている問題に触れることは悪いことではありません。
しかし、古くなった過去問は役に立たないかというと、そんなことは全くありません。
過去の過去問も、繰り返し解いて合格するまでは使い倒すべきです。
5年ぐらい古くても何の問題もありません。
1度解いた問題を、時間をあけて2回目に解いて、1回目と2回目の結果を比べてみてください。
驚くべきことに、まったく同じ問題を間違えていることが多いんですよ。
これ、本当です。
同じ問題で、同じ間違えを繰り返してしまうのです。
この繰り返し間違えてる問題を見つけたらラッキー。それはあなたの弱点だから。
なぜ間違えているのか、分析してください。
その問題こそ、あなたの語彙問題の点数UPのための鍵になるからです。
過去問は何回も解きましょう。
最低2回、できれば3回です。
何冊も過去問題集を買い込まなくてもいいのです。
1冊もしくは2冊あれば十分。それをとことん繰り返し解くほうが力になります。
語彙問題の文章を、うっすら覚えるぐらいでちょうどいいです。
だって、いい問題は繰り返し形を変えて出題されるんですから。
3.語彙問題の不明な単語をリストアップする
語彙問題の復習でやってはいけないこと3つ目は、知らない単語をリストアップしたり、単語帳にしたりすることです。
時間をかけて単語帳を作り、意味を調べ、後でそれを覚えるまで復習する。
その作業にいったいどれぐらいの時間がかかるのでしょうか?
英検1級に出題される語彙数は膨大です。10000万語〜15000語ぐらいです。
そのうち単語帳に集めた単語は、どれぐらいでしょう?500個ですか?
それは5%未満の単語にものすごい時間をかけていることになりませんか?
英検1級は、他の級と比べて桁違いに出題語彙数が多くなります。
これまでと同じやり方では、とっても効率が悪いのです。
この単語帳づくりですが、私も実際やっていました。
おそらく英検1級に挫折した多くの人が同じことをしているんじゃないかと思います。
英検1級の単語にローラー作戦は禁物です。
断言できますが、効率重視!でいかないと問1の語彙問題はやってられません!
というわけで、語彙問題でわからない単語がたくさんあったとしても、あまり気にしすぎないこと!
正直、問1の問題にでてくる選択肢の3割以上わからなくても合格できます。
興味がある方は、こちらの記事も参考に↓
「語彙問題の選択肢3割以上わからなくても合格できた!英検1級の語彙の難しさにビビらない!」
完璧主義にならない!点数を稼げる単語を優先して覚える!これは鉄則です。
英検1級の語彙問題の復習でつまずかないためには?
ということで、以下3つが語彙問題の復習でやってはいけない3つのことです。
- 復習に何時間もかける
- 過去問を1度しか解かない
- わからない単語をリストアップする
では、どうしたらいいのか?
語彙問題に登場する単語を全て完璧に覚える必要はありません。
重要な単語・頻出単語をしっかり覚えましょう。
過去問を何度も繰り返し解くと、頻出していて、何度も間違えている単語=自分のウィークポイントが見えてきます。
そういう単語ならリストアップしてもOK
覚えるべき単語を厳選しましょう。
英検1級のでる順パス単アプリも、頻出単語のチェックに有効です。
また、過去問を繰り返し解くために問題に書き込みしないのがオススメです。
私は回答ノートを別につくり、問題を綺麗にキープしていました。
こちらについては「挫折しない英検過去問の勉強法6つの秘訣」も参考にしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英検1級の語彙問題の復習で、ついついやってしまう落とし穴。
やってはいけない3つのことをご紹介させていただきました。
語彙問題の復習の時には、次のことを心がけて効率重視!で勉強をすすめてみてくださいね。
- 復習時間は時間を決めて30分〜多くても1時間まで。
- 問題を覚えるぐらい過去問は繰り返し解いてみよう。
- わからない単語を気にしすぎない。頻出単語でなければ無視してOK
- 不明単語をリスト化しない。
- 覚えるべき単語を見定める(自分がよく間違える+頻出単語かどうか)