英検1級の合格のために、単語の攻略はかかせません。
単語の知識は全ての土台であり、英語の筋力ともいえます。
英検1級レベルの単語2400語を最も効率よく頭にいれることができるのは、やはり英検1級でる順パス単です。
しかし、単語帳の暗記というものは、持続が難しい。
効率がいいとわかっていても、毎日難しい単語とにらめっこし続けるにはかなりの忍耐力が必要。
こうしてほとんどの人が単語暗記という入口付近で、英検1級を諦めてしまうのです・・・。
- でる順パス単がなかなか進まないという人。
- でる順パス単の単語が難しそうで始められない人。
- でる順パス単も英検1級も挫折した人。
この記事を読んでみてください。
でる順パス単ともっと仲良くなる方法をご紹介します!
目次
でる順パス単が英検1級挑戦の挫折要因!?
私は英検1級に合格するためにでる順パス単を最大限に活用して単語を覚えました。
だけど最初からスイスイと単語を記憶できたわけではありません。
自分自身の経験からも、でる順パス単を活用するためには、この教材にメリットとデメリットがあることを知っておく必要があると思います。
メリット | デメリット |
・英検1級の頻出単語が網羅できる | ・単純暗記のため飽きやすい |
・効率がいい | ・記憶に定着しにくい |
でる順パス単は、単語の暗記法としては最も効率よく必要な単語を網羅できます。
しかし、単純作業のため飽きやすく・記憶に定着しにくいので、結果語彙力アップの成果がみえにくく、モチベーションが下がり勉強を続けにくくなります。
私もかつて、でる順パス単の単語があまりにも難しく、日々の自分の生活とかけはなれている難語が多いことから「英検1級は雲の上の英語」という偏見をもち挫折した経験があります。
英検1級のオススメ教材のほとんどが「でる順パス単」を優秀教材としてあげている一方で、「でる順パス単」が英検1級挑戦を阻む要因にもなっているのです。
でる順パス単が続かない理由
でる順パス単によって、英検1級の勉強が続かなくなる理由。
それは、
でる順パス単の単語を最初から全て暗記しようとしている
からなのです。
でる順パス単のような単語帳を効果的に使うには、最初から完璧に覚えようとしない!こと。
真面目な人ほど、1つづつ完璧に暗記できてから次に進もうとします。
でもそれだと進まない勉強の進捗にイライラしてしまい、記憶に残らないことに焦りを感じてしまいます。
それが挫折の要因となります。
だから、記憶できてなくてもいいのでとにかく「英検1級にはどんな単語がよくでるのか見てみよう。」ぐらいの気持ちでとりあえず1周します。
その時大切なのは、例文と一緒にみること。
その単語の使われ方と、意味の範囲を理解するのです。
こうやって一通りの頻出単語と「顔見知り」になっておくと、次にどこかで単語を目にした時、「これはこの前見た単語だ!」と気がつけばしめたもの。
その単語はさらに強く印象づけられます。
1周目のでる順パス単の目的は、「英検1級の単語はこういう単語なんだと知る」ことです。
決して、1周目で全て完璧に記憶しようと思って取り組まないほうがいいのです。
さて、それではでる順パス単で挫折しないための3つの方法を次にご紹介します!
1. 期間をあけず反復する
でる順パス単で挫折しないための1つ目の方法は、反復を意識することです。
人間の脳は、短期記憶と長期記憶に別れているという話はきいたことがありますか?
覚えられない単語は、また短期記憶の脳の中にいるのです。
その単語を見たその日や次の日までなら覚えているかもしれない短期の記憶です。
これを、反復して意図的に思い出させることで、次第に長期記憶として脳に残るようになります。
ずばり、でる順パス単の効果的な活用方法はこの反復。
1日30個の単語を、朝と晩に反復。
わからなかった単語だけをもう一度反復。
でる順パス単を1周したら、2周目の反復。
忘れる前にもう一度その単語を見るという反復学習を意図的にしてみるのです。
脳は「あ、さっきもわからなかった単語だ」という印象づけられるし、「またこの単語わからなかった」という悔しい気持ちが記憶につながります。
こんな風に反復することで短期記憶を長期記憶にしていくことが、単語帳を使う最大のメリットなのです。
2. 暗記作業の進捗を見える化する
でる順パス単で挫折しないための2つ目の方法は、進捗を見える化することです。
私の場合はでる順パス単の単語を1日30個を目標に、頭にいれていくようにしていました。
このような単純暗記作業を毎日続けるということは、人間が本能的に「単純な繰り返しに飽きる」ことと戦う必要があります。
私の場合は進捗が見えないことが一番の飽きる原因でした。
これを克服するため、「覚えた分だけ成果が目に見えてわかり達成感があれば、もっとやる気がでるかも?」と考えました。
そこで、進捗を見えるようにするために、でる順パス単のモジュールをノートに書き出して、完了したらチェックする(なるべく盛大にお祝いする)ことにしたのです。
気分を盛り上げるために、お気に入りのシールを貼ったり、1モジュール達成のご褒美を自分にあげる、など自分なりの達成感を表現してみたのです。
たったそれだけのことで、進捗と達成感を得られるようになりました。
そのときのノートを再現したものが↓こちらのでる順パス単攻略MAPです。
Aランク・Bランク・Cランク・熟語の各モジュールと語彙数を見える化しただけのものですが、単純にチェックを入れていくだけでも「こんなに勉強した!」という進捗が見えます。
こんな風に小さなコトでも、達成感を得るように工夫すると勉強が続けやすくなると思います。
3. 単純な暗記作業を面白がる方法を見つける
でる順パス単で挫折しないための3つ目の方法は、自分なりの面白がり方を見つけることです。
私の場合は、単語暗記をゲームの攻略をするかのようにイメージしたことで、少しだけ面白いと思えるようになりました。
単語を1日30個覚える単純作業は退屈です。
でも、子供の頃のハマったドラクエなどRPGゲームは同じ単純作業なのに飽きなかったのは何故だろう?
それは、コツコツと戦っていればいつかレベルが上がって、新しい魔法を覚えたり、特技を覚えたりすることに達成感を感じるから。
英語もそれと同じと思えば、今コツコツと単語の経験値を積んでいるのと同じなのでは?そう考えたのです。
単語経験値がある一定量を超えると、「テテテテ・テッテッテー!」というあのレベルアップする音がして、英語力が1段レベルアップするのです。(という妄想です)
でも私にとってはこれが意外にも効果があり、そんなこと(ちょっとバカみたいだけど)をイメージながら日々単語の経験値かせぎをしていたのでした。
これは私の例えですが、そんな風に単純作業の中にも面白さを見つけることができると、苦痛を感じなくなると思いませんか。
同じゲームの例えが、必ずしもあなたにあてはまるとは思わないですが、単純作業を克服するには「自分なりの面白がり方」が必要なのかもしれないと思います。
あなたにとっての面白がり方はなにか?みつけることができたら、単語暗記作業の苦痛もずっと少なくなるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
単語の暗記は、最初にして最大の難関ともいえる英検1級の登竜門です。
だけれども、単語を覚えられない自分を責める必要はありません。
単語を覚えられないのはみんな同じ。
だけどそんな自分と上手に向き合い、単語暗記作業を継続できる人が、次のステージにいけるのです。
でる順パス単で挫折しそうになったら・・・3つの方法をトライしてみてください。
- 完璧に記憶しようとせず、軽い暗記を反復する
- 進捗を見える化し達成感を生み出す
- 暗記作業を面白がる方法を見つける
進捗見える化のための「英検1級でる順パス単攻略MAP」は以下よりダウンロードできますのでお試しください!
英検1級の語彙力UPのために、私がオススメする3つのアプローチについてはこちらの記事「【保存版】英検1級の単語を半年で4000語覚える方法」で詳しくお話しています。
でる順パス単以外にも、違うアプローチを試すことで、相乗効果で記憶に残ります。
合わせて参考にしていただけると幸いです。
では、また〜